鈴木京◯似、女社長
映画の説明
この日は、雨が降ったり止んだりの日だった。私は先日ナンパの最後に番号やLINEを聞いて解散した熟女とのアポだった。
芸能人で言えば、どことなく鈴木京○に似ているアラフォーの彼女
仕事をいつもより早めに切り上げ、22時のアポに備えた。シャワーを浴び、髪をセットする。
ふと気付いたら、テーブルの上に放置した携帯に彼女からLINEで着信が入っていた。私と会うの前の予定が延びてしまい、30分程度到着が遅れてしまうとのことだった。遅くなるのは、私にとって好都合だった。いかにも愛想が良い返信をした。PCをぼーっと眺めながら、時間が経つのを待った。
「着いたよー。どこに行けばいい??」
彼女からだ。スタバで待ち合わせようと提案した。彼女は快く了承した。ビデオカメラを準備して、足早に家を出る。今回のすべての流れを記録するためだ。先週始めてから、すでに撮影したものが3件溜まっていた。
「久しぶりだね。」
かわいい顔とは相容れない、とても不思議な、帽子をかぶりながら、彼女は言った。彼女と会うのは、友人と二人で10日ほど前に渋谷のHubで番ゲして以来だった。格好もどことなく妖艶だ。魅力的だった。
いつもの店へ向かって歩き出す。バジルとマスカルポーネのピザが美味しいあの店だ。シャンパンを選び、グラスに注ぐ。彼女から間髪入れずに、質問がどんどん飛んでくる。初めて会った時とはまるで別人のようだ。人見知りだったのか、あるいはアルコールが入っているからなのか、彼女はとても饒舌だった。スノボの話で盛り上がる。ピアノや、美術、印象派の話もした。彼女は、とても教養があった。趣味も共通するものがいくつもあった。
話をしていくと、アパレル会社を経営している女社長とのことだった。通りで、、
気付くと私は純粋に彼女との会話を楽しんでいた。
彼女の終電の時間が過ぎた。勝利まであとわずかだった。
「すみません、チェックおねがいします。」
私は会計を済ませるため、財布を出した。
「ここは私に払わせて。」
思いもよらぬ行動に一瞬戸惑った。と同時に、嬉しくもあった。それは、私と過ごした時間に対する賞賛のようにも感じたからだ。好きな音楽のことを語りながら、店をあとにした。
私の家の前に到着した。抵抗はなかった。冷蔵庫から用意しておいたフルーツ盛りを出す。日本酒が好きだという彼女に対して、「澪」を用意した。乾杯。澪とフルーツを頬張りながら、彼女は満面の笑みを浮かべた。ほどなくして、ゆっくり唇を重ねた。下を触りにいく。そしてゆっくりと髪を撫でた。耳を舐めた。彼女から声が漏れた。鼓動が激しくなるのを感じた。スカートを脱がせ、一気に攻めた。彼女はもう、私を受け入れる準備ができているようだった。