評価

• かりかりさあら 2009-08-12

  不自由な体でもがき続ける１２０分

  今回の「もがきとうめき」は、たっぷり１２０分。心ゆくまで、もがき苦しみ、そして苦しみが快楽へと変わっていく様子が堪能できます。前半の２本は、縄抜けしようともがき続けるが、いつもよりもきつい縛りで全く緩まない。時間をおうごとに、縄が追加され猿轡もきつい物に変えられていく。より不自由な形に縛られ、縄抜けどころか、楽な形で休むことさえ許されない。少しでも楽な形になろうと、不自由な体でもがき続けるが、最後まで縄が緩むことはなかった。後半２本は、動きの多い作品で、最後には縄抜けが成功する。４本目の作品では、胡座縛りで足首が痛くなり、監督に訴えるシーンが。その後シーンが変わり最後まで足は縛らずに終わりを迎える。無理なことはさせずに、縛りを楽しんで貰おうという現場の雰囲気も伺える作品だ。

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